True Blue Line ~君は僕のたった一つの宝物~
第3章 会いたい
EP09
照明を落としたムーディーなカフェ。
階下から聞こえるピアノは、いつの間にかジャズ曲に変わっていた。
私と琴音は追加で頼んだピッツァを口に運ぶ。
「仲崎先輩の遠距離恋愛ってネット発なんですね……」
琴音が目を見張る。
「意外だった?」
「はい! 絶対やらなさそうな気がしたから」
「年の割に、私はずっと世間知らずだったからね」
「そうなんですか? いまの仲崎先輩からはちょっと信じられないです」
あの時は今よりずっと若くて未熟だった。
身を焦がすような恋だったわけじゃない。
どこか温かくて優しいそんな恋だったと思う。
琴音が目を丸くする。
「それにしても……今だってネットで知り合った相手との事件ってあるじゃないですか。それが20年以上前ならもっと……」
「そうね」
「怖くなかったんですか? それくらい彼を信じていられた……?」
琴音の意見はもっともだ。
普通じゃないと、親にも言われ続けた。
でも私が真っ直ぐに彼を信じたから、彼も私を信じてくれた気がする。
「盲目的に信じたわけじゃないわ。でも、彼の言葉を疑わなかった……そういうのが一番危険だったはずなのにね。単純に、私は運がよかっただけなのかもね」
皿を下げに来たウェイターに、私はアイスティーを頼む。
琴音はずっとアイスミントティーを飲み続けていた。
「……続きを話してもいい?」
「もちろんです!」
私はシャツの襟に隠れた、チェーンに通した古い指輪にそっと触れた。
階下から聞こえるピアノは、いつの間にかジャズ曲に変わっていた。
私と琴音は追加で頼んだピッツァを口に運ぶ。
「仲崎先輩の遠距離恋愛ってネット発なんですね……」
琴音が目を見張る。
「意外だった?」
「はい! 絶対やらなさそうな気がしたから」
「年の割に、私はずっと世間知らずだったからね」
「そうなんですか? いまの仲崎先輩からはちょっと信じられないです」
あの時は今よりずっと若くて未熟だった。
身を焦がすような恋だったわけじゃない。
どこか温かくて優しいそんな恋だったと思う。
琴音が目を丸くする。
「それにしても……今だってネットで知り合った相手との事件ってあるじゃないですか。それが20年以上前ならもっと……」
「そうね」
「怖くなかったんですか? それくらい彼を信じていられた……?」
琴音の意見はもっともだ。
普通じゃないと、親にも言われ続けた。
でも私が真っ直ぐに彼を信じたから、彼も私を信じてくれた気がする。
「盲目的に信じたわけじゃないわ。でも、彼の言葉を疑わなかった……そういうのが一番危険だったはずなのにね。単純に、私は運がよかっただけなのかもね」
皿を下げに来たウェイターに、私はアイスティーを頼む。
琴音はずっとアイスミントティーを飲み続けていた。
「……続きを話してもいい?」
「もちろんです!」
私はシャツの襟に隠れた、チェーンに通した古い指輪にそっと触れた。