偽りの婚約者さまは、この関係を終わらせる気がない!

 もしかすると私は、思っていた以上にずっと前から、この人の掌の上で転がされていたのかもしれない。

 そしてもっと困るのは――それを知った今も、その掌から降りたいとは少しも思わないことだ。
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