偽りの婚約者さまは、この関係を終わらせる気がない!

 ずっと私を好きでいてくれた。
 ずっと待っていてくれた。

 言葉にしなくても、ひとつひとつの仕草が、大切にしたかったのだと伝えてくる。
 だから私はもう一度、自分から迷わず慧さんの背中へ腕を回した。
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