arch
教室が静まり返り、
「来る来ないはあいつの自由だけどさ、来させない様な雰囲気作るのは違うよな」
いつもはふざけてる山地くんの言葉に、みんな驚いているのだと思う。誰も反論しなかった。
「放課後は何しようと自由だし。まあ流石に赤い髪はダサイ」そう言って、いつも通りの顔に戻ったお陰で、張り詰めた空気が少し和んだ。
「確かに、本人もわかってるから学校ではサラサラの黒髪だったりして?」
私もフォローを入れ、皆も、まあそうだなーなんて言いながら帰って行った。
私は小さな後悔していた。サラサラの髪、皆に教えちゃったなって。
「りっくん、意外。怒るんだね」
由紀恵は振ったはずの山地くんと前より仲良くなっていていつの間にか“りっくん”なんて呼んでる。
「いや、怒ってねぇけど。よく知らないのに色々言うのは好きじゃない。悪口みたいになんの。悪口は仲良くなってから言いたい」
「言うんだ」
「何かおかしい」
「まあ、うん、そうだね」
いつの間にか、教室は私たち4人だけになっていた。
「悪口は本人に言う派だ!」
「りっくん、潔い!」
「バカだねぇ」
「山地くんはさあ、槇野くんと友達になりたいの!?」
思わず聞いた私に由紀恵も梨花子もぱっと山地くんの顔を見上げた。
「……何だろうな。わかんない。けど……なんか空席が寂しいんだ」
私にもよくわからない。だけど、今の気持ちを表現するには、それが一番しっくりくる。
「わかる」
由紀恵も梨花子も頷いて、私たちは教室を出た。
週明けの月曜には、槇野くん来てくれたらいいなあと思いながら。
「来る来ないはあいつの自由だけどさ、来させない様な雰囲気作るのは違うよな」
いつもはふざけてる山地くんの言葉に、みんな驚いているのだと思う。誰も反論しなかった。
「放課後は何しようと自由だし。まあ流石に赤い髪はダサイ」そう言って、いつも通りの顔に戻ったお陰で、張り詰めた空気が少し和んだ。
「確かに、本人もわかってるから学校ではサラサラの黒髪だったりして?」
私もフォローを入れ、皆も、まあそうだなーなんて言いながら帰って行った。
私は小さな後悔していた。サラサラの髪、皆に教えちゃったなって。
「りっくん、意外。怒るんだね」
由紀恵は振ったはずの山地くんと前より仲良くなっていていつの間にか“りっくん”なんて呼んでる。
「いや、怒ってねぇけど。よく知らないのに色々言うのは好きじゃない。悪口みたいになんの。悪口は仲良くなってから言いたい」
「言うんだ」
「何かおかしい」
「まあ、うん、そうだね」
いつの間にか、教室は私たち4人だけになっていた。
「悪口は本人に言う派だ!」
「りっくん、潔い!」
「バカだねぇ」
「山地くんはさあ、槇野くんと友達になりたいの!?」
思わず聞いた私に由紀恵も梨花子もぱっと山地くんの顔を見上げた。
「……何だろうな。わかんない。けど……なんか空席が寂しいんだ」
私にもよくわからない。だけど、今の気持ちを表現するには、それが一番しっくりくる。
「わかる」
由紀恵も梨花子も頷いて、私たちは教室を出た。
週明けの月曜には、槇野くん来てくれたらいいなあと思いながら。