過去の傷も全部、君の熱で上書きして。
「・・・・っ! れ、廉くん・・・・・・いま、なんて呼んだの・・・・・?」
と狼狽え、照れくささと甘い痺れに耐えかねて俺の胸元に勢いよく顔を埋めてくる。
(・・・あー、ダメだ。マジで無理。可愛すぎて頭おかしくなる。)
「ずるい・・・そんなの、照れるに決まってるじゃない・・・。」
と、俺の胸の中で小さな声を漏らす結衣ちゃん。
その愛おしすぎる反応に、俺の胸の奥で黒く重い感情が大きくうねりを上げた。反動だ。