過去の傷も全部、君の熱で上書きして。
廉の瞳は、いつも以上に甘く、そして濃厚で危険な熱を帯び始めていた。
「廉くんの匂い、すき・・・・・。」
「・・・っ!・・・そんなこと言われたら、俺もう我慢できませんよ?」
夕風が心地よく吹き抜ける中、廉は結衣の体を軽々と抱き上げると、すでに敷かれていた大きな布団の上へとそっと押し倒した。
薄桃色の浴衣姿の結衣を見下ろす廉の瞳には、3年間温め続けてきたすべての愛と執着が宿っていた。
「会社でのこと、怖がらせてごめんなさい。・・・でも俺、結衣ちゃんを諦める気なんて最初からこれっぽっちもありませんでしたから。」
「うん・・・分かってる。私の方こそ、逃げようとしてごめんなさい。・・・あの時、廉くんが引き止めてくれて、本当に嬉しかったの。」
結衣は潤んだ瞳で廉を見上げ、意を決して彼の首元に細い腕をそっと回した。
「・・・もう、我慢しなくていいですか? 今夜は、俺のものになってください。」
「・・・うん。私を・・・廉くんのものにして・・・っ。」