過去の傷も全部、君の熱で上書きして。
結衣の言葉が引き金となり、廉の理性の糸が静かに途切れた。
「・・・後悔させませんから。」
重ねられた唇。
それはこれまで交わしたどんなキスよりも深く、熱く、結衣の呼吸も思考もすべてを奪い去っていくものだった。
結衣の浴衣の帯が解かれ、はらりと肌が露わになる。
廉の手が、熱を持った皮膚をなぞるように丁寧に滑り落ちていく。
首筋、鎖骨、胸元、そして腰へと────
触れられるたびに、結衣の口から甘く切ない吐息が漏れ出た。