過去の傷も全部、君の熱で上書きして。
「っ・・・あ、れん、くん・・・・・っ。」
「結衣ちゃん、綺麗だ・・・。ずっと、こうしたかった・・・。」
耳元で何度も愛を囁かれながら、丁寧に、けれど確実に身体の奥まで甘い熱で満たされていく。
過去に傷つけられた記憶すら、廉の熱い唇と大きな手の温もりによって綺麗に上書きされ、ただ愛されている歓喜へと塗り替えられていく。
肌と肌が密着し、二人分の心臓が狂ったように同じリズムを刻む。
ついにひとつになった瞬間、結衣の目からツッと一筋の涙がこぼれ落ちた。
「結衣ちゃん・・・っ!」
「んっ・・・あ・・・っ、廉くん愛してる・・・っ。」
痛みなのかなんなのか分からない溢れ出す感情に戸惑う結衣の頬を、廉は何度も何度も優しく拭い、強引なほど深く、愛を注ぎ込んでいく。
「俺も・・・狂うほど愛してます、結衣ちゃんっ。」
夜が更けるのも忘れ、二人は互いの存在と温もりを貪るように確かめ合い、何度も何度も甘い時間を重ねていった。