過去の傷も全部、君の熱で上書きして。

それから2日後。

俺の熱は完璧に下がり、体調も完全に復活した。​

金曜日の夜。


「熱、もう大丈夫なの?」

と心配して俺の部屋に様子を見に来てくれた結衣先輩を、俺は玄関のドアを閉めた瞬間に壁際へと押し付けた。

​「れ、廉くん・・・!? ちょ、ちょっと待っ───」​


言葉を最後まで言わせず、結衣先輩の顎を軽くすくい上げて、深く、熱いキスを落とす。


​「んっ・・・ふぁ・・・っ、廉・・・っ」​



息もしづらいほどの深いキス。

何度も角度を変えながら、舌を絡め、結衣先輩の甘い吐息をすべて吸い尽くしていく。

熱の夜、お預けされた分の渇きを解禁するように。
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