過去の傷も全部、君の熱で上書きして。
一人残された結衣は、顔がカッと熱くなるのを隠すように必死で書類で顔を覆った。


恋人同士になってからの廉は、大学時代の''可愛い後輩''の皮を完全に脱ぎ捨て、容赦なく''男''としての甘い攻勢を仕掛けてくるようになった。​


(もう・・・会社では我慢するって言ったのに・・・っ)


​心臓がうるさいほど跳ね上がり、仕事に集中できなくなってしまう。

恋人になった幸福感と、いつ誰に見つかるかわからないスリル。結衣の防壁は、すでに彼のペースによって跡形もなく崩されつつあった。


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