英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
律の大きな手が、そっと私の頬へと移動した


その手の温かさに、私の思考は完全にフリーズしてしまう


「俺はお前が好きだ。他の誰でもない、世界で一番、佐々木緋彩という女の子を愛している。お前の弾丸のような英語も、ポンコツな日本語も、困っている人を放っておけない危なっかしい行動力も、全部俺のものにしたい。……世界大会に行く前に、俺をお前の『ただの幼馴染』じゃなくて、『一生お前を守る恋人』にしてほしい」


「っ……!」


頭の中で、英語も日本語も関係なく、すべての言葉が消え去った


いつも私を叱り、導いてくれた律が、こんなにも余裕のない顔で、私一人を求めてくれている


私の脳細胞が、嬉しさと恥ずかしさで真っ赤にショートした。


「り、律……! 私、私ね! 律にそんなこと言われたら、胸の奥が『四面楚歌』になっちゃう……じゃなくて! 『一蓮托生』だよ!」


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