英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
「よし! 世界の迷える子羊たちを、私の弾丸トークでハチの巣にしてあげる! まさに『虎の穴に飛び込む』だよ、律!」


私が拳を突き上げると、隣を歩く律がふっと柔らかく微笑み、私の手を優しく、だけどしっかりと握りしめた


「ああ。今回は意味が完璧に合っているな。行くぞ、緋彩。お前の英語を、世界に見せてやれ」


会場である国際会議場には、世界各国の予選を勝ち抜いた超エリート高校生たちが集結していた


イギリス、オーストラリア、シンガポール、そして開催国アメリカ。


誰もが圧倒的な知性とオーラを纏っている


日本代表としてステージに立った私たちの、最初の議題は、


【地球温暖化対策として、個人への炭素税導入を義務化すべきか否か】


私たちは「肯定派」


「これより、第一試合を開始します」


ジャッジの合図とともに、世界大会のゴングが鳴り響いた


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