英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
「仲良さそうに荷物を持ってもらって歩いてただろ! しかも、お前がエスカレーターの近くで転びそうになった時……その男にお前、思いっきり抱きついてただろ! 相手の男も、お前のことを思いっきりハグしてたじゃないか!!」


いつも冷静な律が、恥ずかしさで声を震わせながら怒っている


その姿を見て、私の脳内に、数日前の記憶が完璧なデータとしてフラッシュバックした。


「あ……! あははははは!」


「笑い事じゃない!! 俺は……お前が他の誰かに取られたらって考えるだけで、この数日間、頭がおかしくなりそうだったんだぞ!」


本気で傷ついたように顔を伏せる律


可愛すぎる。


愛おしすぎる。


私は満面の笑みで、律の顔を覗き込んだ


「律、大誤解だよ! あれは私の3歳年下の弟!!」


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