英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
「……え?」


律の動きがピタッと止まった


「お、男……?」


「そう、男の弟! お母さんに頼まれて、二人で夕飯の買い出しに行ってたの! 私が相変わらずの方向音痴でキョロキョロしてたら、思いっきり自分の足に躓いて転びそうになってさ。そしたら弟が『姉貴、危ねぇな!』って、お肉のパック持ったまま支えてくれただけ!」


「え? ……弟? あの、お前によく似た、ちょっと生意気な?」


「そうだよ! 律も小さい頃に会ったことあるじゃん!」


「っ……」


一瞬にして、生徒会室の温度が急上昇した


律は自分の両手で顔を覆い、そのまま廊下の壁に背中を預けて、ずるずるとしゃがみ込みそうになった


「はぁ〜……よかったぁ……」


心の底から安堵したような、深い、深いため息


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