英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
指の隙間から見える律の顔は、熟したトマトよりも真っ赤に染まっていた


「……っ、完全に俺の早とちりか……。恥ずかしすぎる……」


「ふふん! 完璧な生徒会長の律が、まさかの『幽霊の正体見たり枯れ尾花』だね! 弟相手に一日中ヤキモチ焼いて話しかけてくれないなんて、可愛すぎるじゃん!」


私がニヤニヤしながら彼の手を引っぱって立ち上がらせると、律は急に、いつもの「独占欲MAXな男の目」になって、私の腕をグイッと引っ張った


「わっ……!?」


気づけば、私は裏廊下の壁と、律の大きな体に挟まれていた


これは俗に言う壁ドンというやつだ

夕暮れのオレンジ色の光が、二人の影を一つに重ねる


律は私を逃がさないように、私の腰に手を回して、ぎゅっと自分の胸元へと抱き寄せた


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