英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
パッション&ロジック炸裂!
「……おいおい、ずいぶんと賑やかなお仲間を連れてきたね、健二」
会場の控室へと続く廊下
私たちの前に立ちはだかったのは、仕立ての良い漆黒のブレザーを完璧に着こなした二人組だった
一人は、健二によく似た端正な顔立ちながら、より冷徹なオーラを放つ男子
――健二の従兄であり、帝都国際の絶対的エース、橘 一馬
そしてもう一人は、切れ長の瞳の奥にすべてを見透かすような冷たい光を宿した、銀髪の少年
――黒崎律の因縁の相手、白銀 怜だ
「一馬兄さん……」
健二がこれまでにないほど身構え、奥歯を噛み締める