英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
「Attention all visitors! We have an emergency! A young boy has gone missing near the central plaza! If anyone has seen a boy in a blue jacket...」

翻訳!


ご来園の皆様に緊急のお知らせです!中央広場付近で男の子が行方不明になりました!青いジャケットを着た男の子を見かけた方は……


園内のスピーカーから流れてきたのは、明らかに焦りを含んだ英語の呼び出しアナウンスだった


日本語での放送はなく、周囲の一般客は「なんだ? 外国のアトラクションの演出か?」と気に留める様子もない


だけど、私の英語脳が瞬時に警報を鳴らした


「……男の子が行方不明!? それに、なんかただの迷子放送じゃないっぽい……!」


私が立ち上がると、律も即座にスマホの画面を見つめながら立ち上がった


「緋彩、待て。今、生徒会のネットワークに情報が入った。今日、この遊園地にはアジア各国の要人が集まる国際会議のVIPとその家族がお忍びで来園している。……迷子になったのは、その外交官の息子だ。表沙汰にできなくて、英語だけで極秘に探してるらしい」


「そんなの放っておけるわけないじゃん! 幼い子共が泣いてるなら、私が秒速でマザーの元へ送り届けてあげる!」


「あ、おい、緋彩!」


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