英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
だけど、部屋に入ると、健二が一人でホワイトボードの前に突っ立ったまま、顔を真っ赤にしてフリーズしていた


「……健二? どうしたの、そんな『借りてきた猫を被った』みたいな顔して」


「佐々木、それを言うなら『借りてきた猫』だ……。いや、今はそんなことはどうでもいい!」


健二はバッと振り返ると、入ってきた紬の顔を直視できずに、ツンとそっぽを向いた


「……白石さん。その、週末の遊園地、楽しかった。君が……その、アトラクションで僕の腕を引っ張った時、なんというか……嫌じゃなかった、と言っておく」


「えっ……」


今度は紬の顔が、一瞬でりんご並みに真っ赤に染まった


普段はイケイケなギャルの紬が、もじもじしながら爪先を見つめる


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