英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
「……黒崎会長。君には本日をもって、次期生徒会長選挙の立候補資格を一時停止、および生徒会活動の停止処分を下す」


平穏が戻ったはずの放課後、校長室に重苦しい声が響いた


告げたのは、学校の規律を管理する生活指導の教頭先生。


その手には、英語ディベート部の「部費の収支報告書」が握られていた


「待ってください、先生! 処分ってどういうことですか!?」


私は律の前に一歩踏み出し、教頭先生を睨みつけた


「佐々木、下がりなさい」


教頭先生は冷酷に眼鏡を押し上げる


「黒崎くんが、君が部長を務める『英語ディベート部』に対して、不自然な額の予算を不正に流用していたという内部告発があったのだ。これがその証拠のデータシートだよ」


「そんなの嘘です! 私たちの部費は、国際大会の遠征費として、ちゃんとした手続きを――」


「緋彩、いいんだ」


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