英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
体育館の重い扉が、バン!と勢いよく左右に跳ね開いた


眩しい逆光を背に立っていたのは、腕を組んで不敵に笑う私、佐々木緋彩だ


私の両脇には、ノートPCを抱えた健二と、鋭い目で副会長を睨みつける紬が並んでいる


「佐々木……!? 何をしにきた、君は今、自宅待機処分のはず――」


「処分の前に、白黒はっきりつけさせてもらうよ!」


私は堂々と中央の通路を突き進み、ステージの階段を駆け上がった


そして、震える律の手からマイクをひったくると、彼の前に立ちはだかるようにして、全校生徒と副会長を見据えた


「みんな、騙されないで! 律が映し出したそのデータは、昨夜、橘くんと紬が学校のサーバーから見つけ出した、副会長たちが偽造した『真っ赤な偽物』だよ!」


健二がステージ上のプロジェクターのケーブルを自分のPCに繋ぎ替える


画面に映し出されたのは、副会長のパソコンから直接抜き取られた、隠蔽用の本物のログデータだった


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