英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
そこには、呆然としたまま、だけど目元を熱くした律が立っていた


彼の右手の震えは、完全に止まっている


「……緋彩。お前は本当に、いつも俺の想像の右斜め上を行くな」


律は一歩近づくと、全校生徒の目の前であることも忘れて、私を愛おしそうにぎゅっと抱きしめた


「律……!? みんな見てるよ!」


「いい。今だけは、こうさせてくれ。……ありがとう、俺の最強の“幼馴染”」


耳元で囁かれた律の声に、私の心臓は本日一番の爆発を起こしたのだった
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