英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
紬がぷくーっと頬を膨らませて健二の制服の袖を引っぱると、健二は完全にタジタジになった


「なっ、何を言っているんだ……! 恋人だからこそ、君には完璧な英語を身につけてもらわないと僕のプライドが……っ。というか、急に袖を引っぱるな、集中できないだろ!」


口では文句を言いつつも、健二の口元は完全に緩んでいるし、紬の手を振り払おうともしない


「おやおや〜? ごちそうサマンサタバサだねぇ、律」


私がニヤニヤしながら隣の律をつつくと、律は手元の資料から目を離さずに、呆れたようにため息をついた


「緋彩、他人のいちゃつきを茶化す暇があるなら、お前も自分のパートを確認しろ。……それから、お前だって、いつも俺の袖を引っぱっているだろう」


「えっ、私は別によくない? 幼馴染だし!」


「お前は本当に無自覚だな……」


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