英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
律が顔を少し赤くして、お茶のペットボトルで顔を隠す


こっちのペアも、なんだかじわじわと距離が近くなっている気がして、私の心臓がトクトクと跳ね上がった


そんな甘い空気の部室だったが、律が1枚の国際郵便の書面を机に広げた瞬間、一気に緊張感が戻った。


「みんな、ここからが本番だ。遊園地でのVIP救出の件、そして先日の国内大会での実績が評価され、我が校に『高校生国際英語ディベート選手権』まぁ要は世界大会だな。その世界大会の日本予選への出場枠が正式に届いた」


「世界大会……!? マジじゃん、ウチらついに世界進出!?」


紬がいちごオレを飲む手を止めて目を丸くする


健二もまた、眼鏡の奥の瞳を鋭く輝かせた。


「フン、望むところだ。僕たちのロジックと、紬のパッションがあれば、世界だろうと負ける気がしないね」


さらっと紬の名前を出して褒める健二に、紬は「もー、健二ってばそういうこと急に言うー!」と嬉しそうに彼の腕にぎゅっと抱きついた


「よし! 世界の迷える子羊たちを、私の弾丸トークで一網打尽にしてあげる! まさに『果報は寝て待て』の精神でね!」


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