英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
「……緋彩、だからお前は一切寝てないし、これから地獄の猛特訓が始まるんだ」


律がすかさずおでこを小突いてくる


でも、その表情はとても嬉しそうだ


しかし、律が提示したトーナメント表の最終枠を見て、部室の空気がピキリと張り詰めた


予選の決勝戦で待っているのは


――国内大会で私たちが辛くも打ち破った、帝都国際高校の白銀怜


「白銀……。奴は前回の敗北から、さらに狂気じみた論理を磨き上げているらしい」


健二が神妙な面持ちで腕を組む


「噂では、海外の大学教授の論文をすべて頭に叩き込み、一切の感情を排除した『絶対零度の論理』を完成させたとか」


「絶対零度ねぇ……。冷たそうなアイツにぴったりじゃん。でもさ、ウチらの熱いパッションがあれば、そんな氷、一秒で沸騰させてお湯にしちゃうし!」


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