先生はキケンな許嫁。


「おっはよー美織〜」

「おはよ、奈々」

「ねぇてかさ、李人様かっこよくな〜い?
雲の上の存在って感じで!きゃーっ♡」

「……なんかチャラそうだよね」

「うん、女の匂いがプンプンする♡」

「あ、あのさぁー…」

「ん?どした?」




−−ガラガラッ

「はいショートホームルーム始めるぞー」

バットタイミングでチャラ男が教室に入ってきた。

奈々にだけは言わなきゃと思ってたのに。

奈々から見てもやっぱりあいつは女の匂いがプンプンするらしい。

彼女の1人や2人いてもおかしくなさそうな…

もしもその状況で私の家に住んでるんだとしたら……普通に無理なんですけど。


「…えーってことで、ホームルーム終わります」


そんなことを考えだしていたら、いつのまにか朝のショートホームルームは終わっていた。

ほぼほぼ、話なんて頭に入ってこなかったけど。

1時間目は現代文。わたしは現代文の教科書を引き出しから出し始めた。



「白石、これあとで社会科資料室に運んどいてくれないか?よろしくなー」

「え?なんでわたし……」

チャラ男は捨て台詞のように言葉を吐いてその場をすぐに立ち去ってしまった。

あいつはちなみに社会の先生。

私のことコキ使ってるってことね……

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