先生はキケンな許嫁。
−−−翌朝


「……りちゃん…美織ちゃん!」

「……んっ…うぅーん……なに!?」

「おはよう!朝ごはん作ったから食べてね、じゃあ俺はお先に行ってきます♪」

「……へ?……あ、いってらっしゃい…」

満遍の笑みで笑ったチャラ男は、スーツ姿に身を包み、玄関で靴を履いて出て行った。

寝不足な体を無理やり起こしてリビングにいくと、テーブルにはトーストにベーコンと目玉焼きが用意されていた。



「なに…料理男子?」

いただきますと手を合わせて食べた朝ご飯はいつもよりも心が温かくなった。

朝は適当に済ませることが多かったし、ちゃんとした朝ごはんを食べるのが久しぶりだった。


「なんか企んでんのかな、あいつ……」


チャラ男の行動に素直に喜べない私がいた。
だってあいつは絶対にチャラい。わたしの直感は大体当たるから。


わたしは身支度を済ませて、いつも通り電車に乗り学校に向かう。
< 9 / 23 >

この作品をシェア

pagetop