先生はキケンな許嫁。
会場についた私たちはドレスルームに足を運んだ。
「美織様、こちらでございます」
案内してくれたお手伝いさん達と一緒にドレスルームに入る。
うわぁ!かわいい……!
目の前にあるのは淡いピンク色のチュールドレス。
なんかお姫様になった気分。
−−−サッ
カーテンが開くと目の前で先生は私のことをじーっと見つめたまま固まっていた。
……そんなに変だったかな。
「……なに?ジロジロみてんのよ…」
「美織ちゃん可愛すぎるよ……」
そう言って先生は私の体をぎゅっと抱き寄せた。
「ちょ、ちょっと!……人前でやめてよ!」
「人前じゃなかったらいいの?」
「……ちがうってば!もう!」
私たちを見たお手伝いさん達はクスクスっと笑いながら口を開いた。
「本当、李人様の選んだドレス、よくお似合いです。」
「……先生が選んだの?」
「うん、美織ちゃんに似合いそうなのはこれかなって。センスいいでしょ?」
「………」
驚いたわたしは黙り込んだ。
先生が私のために選んでくれたんだと思うと、
ちょっぴり胸が熱くなった。
「よし、行こっか」
先生の一言で、会場まで歩き始めた。