先生はキケンな許嫁。
2人は自販機の前で話し込んでいる。
「白石に告った?いけた?」
「無理無理、かたいってあいつは」
相川くんの質問に答えているのは冴島くんだった。
「うそでしょ…」
私は小声で呟いて、ごくりと息をのみながら2人の会話に再び耳を傾ける。
「まじかよー拓哉先輩と別れたって聞いたから、いけると思ったのによー」
「まぁ、あいつ顔だけだし」
「いいじゃんか顔だけでも!
白石もだけど、高松も可愛いよな♪
どっちでもいいから、やらしてくんねーかなー」
「もういいから、部屋戻るぞ」
「おうっ」
……は?なんなのあいつら。
てかなに、冴島くんってあんなやつだったの?
確かに告白されたとき、なんか違和感を感じたけど…やっぱり間違ってなかったんだ。
やれるとかなんとか、マジでキモいんですけど。
しかもあんなやつにタオル貸してもらったとか本当ありえない。
早く奈々に知らせないと。
そう思った私は急いで後ろを振り返り階段を登ろうとした。
「……うわぁ!……ひょ、ひょっと…」
その瞬間、後ろからいきなり口をおおわれた。
『しー』と言いながら私の口をおおうのは……先生だった。