なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
最後の涙をふいて顔を上げた。
ぱちっと目を開ける希生と向き合って真っ直ぐ前を見た。


迷ってた、クリスタルレディーになること。

わたしなんかがクリスタルレディーでいいのかなって悩んでた。


でも今決めたよ、きっとわたしにできることはこれしかないと思った。


「クリスタルレディーになってわたしが希生を自由にしてあげる!」


涙を流したからクリアになった瞳はよく見えた。だから希生の顔がハッキリわかる。

「クリスタルレディーと結婚することが希生の使命ならわたしがクリスタルレディーになってそんなのぶっ壊してやるから!」

笑ってみせる、ふふんって。

希生は少し驚いた顔をしていたけど、これがわたしのできることだと思ったから。

「だって庶民のわたしとは結婚できないでしょ?」

わたしにしかできないことだ。

だからなってみせるの、クリスタルレディーに。

「好きなことしていいんだよ、希生だって」

ねって、首をかしげる。

希生と目を合わせて微笑むの。


わたしだって聖クリスタル学園に来られたんだ、希生ならもっとすごいことができるよ。

だからもっと夢見ていこうよ。


わたしはまだまだあきらめないからー…


「雫」

そっと希生がわたしの手に触れた。
わたしの手の上に重ねるみたいに握ったからその瞬間ぶわっと熱くなった。

希生と目を合わせたまま、急に静かになっちゃって。


ドキドキした、すごくドキドキしてる。

どうしよう、目をそらしたいのにできない。


希生の手が熱くて、わたしの手も熱くて、ドキドキしてどうしたらー…っ


「しずしずみーっけっ!」

わぁっ!!!
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