なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
校長先生の話が始まった。
スーツにネクタイ、シュッとしたスタイルはカッコいいおじさんって感じの校長先生はちょっと若そうに見える。

「このたび、卒業前にクリスタルレディーが誕生するという聖クリスタル学園初の出来事が起きました」

この間もクリスタルレディーは気が抜けない、ステージに立たまま話を聞かなきゃいけないとか息も上手くできる気がしないし。

「これは我が学園にとってとても大きなことです」

…、それは散々言われたし。
校長先生にまで言われると本当にこれでよかったのかなって心配になる。

「きっと不安に思った方もいるでしょう、だけど私が一般入学を設けた理由はみなさんに知ってほしいことがあったからです」

ずっと庶民テストって言われてたからそれが普通になってたけど、本当は一般入学って言うんだよね。

「幼い頃から聖クリスタル学園に通うみなさんには少し難しいかもしれませんが、世界は聖クリスタル学園(ここ)だけではないのです」

校長先生の声が少しだけ大きくなった、だから聞き入っちゃった。

「選ばれた人しか入れないと言われている聖クリスタル学園ですが必ずしも特別ではありません、世界中のみんなが特別な存在です。それを忘れることなく、学んでいってほしいのです」

なんだか胸が熱くなるみたいだった。

どこかワクワクしたの。

「世界はここだけじゃないことを知ってほしい」

スッと校長先生がわたしの方を見た。

「またこんな世界があることも知ってほしい」

にこっと笑って。

「クリスタルレディー、君も立派な聖クリスタル学園の生徒です!胸を張ってください!」
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