なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
「…どこにもないし」

いろいろ走り回って探してみたけど、どこにもなかった。

あとクリスタル学園広すぎるし、走っても走ってもまだ走るとこあってもうどこ探したらいいかわかんない。

あの本があったからがんばれたのに、なくなっちゃったら急に不安になって足が動かなくなるから。


どうしよう、あとはどこを探せばいいんだろう?

早く見付けたいのに、もうここから動ける気がしないの。


じわじわって瞳が熱くなった、ここで泣いたら前が見えなくなって探せなくなっちゃうのに止められなくてー…

「!」

わぁーっと外からかすかに声が聞こえた。校舎の中からじゃよく聞こえなくて、窓から声のした方をのぞき込んだ。

噴水の前でわーわーとふざけてる人たちがいっぱい、何してるんだろう…


あ、桃野木さん!

とクラスメイトだ、あれ!!


ハッと嫌な予感がした、遠くてハッキリは見えなかったけどなんとなく手に持ってるものが気になってすぐに廊下を抜けて噴水の方に向かった。
溢れる涙は走ったらどこかへ行っちゃうと思って。
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