なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
「今日は人物デッサンをしようと思います」

モデルさんを見ながら絵を描く美術の授業、絵はあんまり得意じゃないからちょーっと不安だなぁ。
しかも人物を描くってむずかしそう、りんごでさえ上手く描ける気しないよ。

「では今日は、…茄子原くん!モデルをお願いします」

はーいっと手を上げた銀くんが真ん中に立った。
人物デッサンの授業はモデルの銀くんを中心にみんなが囲うように丸くなって絵を描く、描くのも大変だけどモデルさんも大変そう…わたしだったら緊張して真ん中に立つこともできないかも。

「……。」

普段は少し猫背な銀くんがスッと背筋を伸ばした。
足をクロスするように立ったら右手をズボンのポケットに入れて左手でくちびるを触る、キリッと眉をキメたら本当のモデルさんみたいでー…

「茄子原くん、余計なことはしなくていいです」

……。
あっさり注意されてた、そこまでは求められてないっぽい。

だけど、細くて華奢な銀くんは手も足も長くてキレイだなぁって思っちゃった。

“銀の家はニセモノだから”

ちょっと思い出しちゃった、クリくんが言ってたこと。

あれはどうゆう意味なのかなぁ?
何がニセモノなんだろう…
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