なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
「え~~~っ、雫ちゃん下手すぎね!?」

「……。」

最悪だ、本当最悪だ。

わたしの絵を見てケラケラ笑ってる。

「オレ、こんなポーズしてたっけ!?」

モデル本人に見られて、本当最悪…!

「苦手なの!絵だけは、ほんとに…っ」

先生がしっかり見て描きましょうって言ったからしっかり見て描いたつもりだったのに、どうしてこんな絵になっちゃったか自分でもわからない。

右手はやたら短いし、左手は変なとこで曲がってるし、顔は半分くらい目になってしまった…
自分でもちょっと引いてる。


で、何が1番最悪かって銀くんの隣でくすくす笑ってる椿原希生!

息ができないぐらい笑ってるんだけど!!


「ちょっと笑いすぎじゃない!?」

「だって、お前これ…っ」

「笑ってるけどそっちもひどいからね!?同じくらいひどいよ!」

「お前よりマシだ」

「いや、どっこいだな雫ちゃんも希生も」

たいして差がないのにめちゃくちゃ笑って、自分だってありえない方向に顔向いてるのに!

「そらこれは居残りだな」

笑いすぎて出てきた涙をふいて、疲れたのかはぁーっと大きく息をしていた。

すっごい失礼なんだけど、ほんと許せない。

「じゃ俺は帰るわ」

「え、居残りしないの!?」

「居残りなんてお前くらいだよ」

「でもそっちだって…っ」

絶対残った方がいいと思うけど?

なのにスタスタと歩いて行ってしまった。

てことはわたし1人?わたしだけ居残り?え、さみし…

「雫ちゃん、雫ちゃん!」

保育園児が描いたみたいな自分の絵を見て凹むわたしの肩をぽんぽんと銀くんが叩くいた。涙目で振り向くとにこっと笑ってた。

「オレは付き合うから」

「銀くん…!」
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