なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
ギリギリだった、ギリギリ届かなくて。
でも松雪くんが軽く取ってくれた、誰より背の高い松雪くんはこれくらい余裕で。

「ありがとう」

「……。」

すぐに目をそらされちゃったけど。

何も言わないで黙々と作業を続けて、テキパキ動きも早くって。

初めて話せたってちょっとうれしかったんだけどなぁ、やっぱりあんまりよく思われてないのかなぁ…

庶民入学だしね、わたし。

…あ、もしかして邪魔だった!?

勝手についてきて、それなのに松雪くんの仕事増やしたから怒ってる!?

「松雪くん、ごめんね!」

「…何が?」

「怒ってるよね!?頼まれてもないのについてきちゃって…っ」

「……。」

ふいっと顔をあっちに向けた、お皿に手を伸ばしたまま静かに低い声を出して。

「悪い、こうゆう顔なんだ」

顔は見えなかったの、だけど少しだけ手がふるえてた。
かすかにカタカタって揺れるお皿の音がして、何かをこらえてるみたいだったから。

「怖がらせて悪い」

さらに声が低くなった。

低い声は聞き取りずらくって、それが松雪くんの精一杯なのかなって。

だからこっちを向いてもらいたくて声を出した。

「怖くないよ!」

松雪くんに届く、大きな声で。
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