なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
「やっぱここにもないか~」

こんな時は本を読む、凹むことがあったらKeiの本を読むのが1番!と思ってお昼に図書室に来てみた。

Keiもクリスタル学園の生徒だったなら、もしかして“キラひか”以外の本もあるかなぁって思ったんだけど…
やっぱりないらしい。

「あの1冊しか書いてないもんね」

めーっちゃくちゃ広い聖クリスタル学園はもち図書室も超広い、だからまぼろしのデビュー前の作品!とか聖クリスタル学園だけの書きおろし!とかないかなぁってほのかに期待してたんだけどなぁ。

それどころかKeiの情報は何もなくて、卒業アルバムはあってもそこからKeiを探すとか無茶すぎるもん。


今Keiはどこで何をしてるんだろう?

まだ小説を書いてるー…?


ーカタンッ

「?」

隣の本棚から音がしたからひょこっとのぞき込んだ。

「あ、椿原希生!」

何の物音も聞こえないから誰もいないと思ってた、いつからいたんだろ気づかなかったなぁ。

だからつい声出しちゃって、チッて舌打ちされた。

「お前…」

やばい怒られる!
静かにすることが決まりの図書室で普通に声出したからっ

「毎回フルネームで呼ぶな!うぜぇな!」

……。

え、そっち?

そっちに舌打ちされたの!?

そこを注意されると思わなくて、うーんと悩みながらちょこちょこちょこっと隣に並んだ。
少し上を見て、こそっとのぞくみたいに。

「じゃあ…、希生?」
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