なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
第一走者が位置につく、アンカーのわたしは一番最後だからまだ順番は来ないけど…

走る前って緊張する、上手く走れなかったらとか転んじゃったらとか考えるとドキドキしてきちゃって。

これもクリスタル・ペンデとして何か試されてるのかな~!?って思うと余計なこと考えちゃうし、みんなに迷惑かけちゃったらと思うと怖いし。


でもせめて、最後まで走り切るんだ…!


パァンッとピストルの音が鳴ってスタートした。
Bチームはまぁまぁいい感じっぽいけど他のチームとそんなに差はないかなぁ、どのチームも同じくらいだ。

第二走者に代わってもそこまで変わらなくて、5チーム中3位っていうあとちょっとなところ。そのまま第三走者にバトンが渡っていよいよわたしにバトンが回って来る。

位置について後ろに手を出した、あと少しでわたしのところに来る、あと少しで…

すぅっと深呼吸をしてバトンを待っ

「あっ!」

転んじゃった、第三走者の子が。
思いっきり転んじゃってコロコロってバトンが転がっていった。

わーっ、大丈夫かな!?
ケガは!?ケガしてない!?

あれだけ大胆に転んだら…っ

「……。」

次から次へと抜かされ気付けば最下位になっていた。だけどまだ立ち上がれなくて、動けないままだったから。

…恥ずかしいよね、みんな見てるし。
たぶん男子も見てるし、もう走りたくなくなっちゃうよね。

その気持ちわかるよ、リレーって緊張するもんね。

もう一度、すぅっと大きく息を吸った。
両手を口元にそえてお腹から声を出して。

「葵田(あおいだ)さんがんばれぇーーー!!!」
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