なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?

crystal.6)

「しずしずすごかった~!ちょーっカッコよかった~!!」

「ありがとう、走るのはちょっと得意なの」

「……。」

「あ、松雪くん拍手ありがとうっ」

「マジすごかったね雫ちゃん!」

「みんなほんとうにありが…っ」

ほめられるのはうれしい、すっごくうれしいんだけど…

この空間のすみっこで今にもイライラが爆発しそうなのが1人いて。

「雫ちゃんの巻き返しやべぇーよ」

「ぎ、銀くんっ」

「あっからドーンと抜いてくとは思わねぇーもん」

「でも1位は取れなかったし、結局3位だったしね!」

そーなの、任せてっていったわりに1位にはなれなかったんだけど。
だけどそれでもよかったかなって、わたし的には満足してるし、だから…

「いやいや、すごいって!」

もうこの話はしないでほしい!
めっちゃにらまれてるもん、後ろ向けないよ怖くて!

「希生よりすごかったんじゃね!?」

「そんなことないよ、全然!ちっとも!!」

なんでわたしが気遣わなきゃいけないの~!?

このまま見られたら穴が開いちゃう、わたしに穴が開いちゃ…っ

「じゃ、そんな雫ちゃんにご褒美じゃん?」

銀くんがはいっ!と言わんばかりにドアの方へ手を向けた。

ここはペンデたちの部屋、普段はクリスタル・ペンデしか入れないはずなんだけど…


ご褒美、ってなに?

< 62 / 116 >

この作品をシェア

pagetop