なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
テーブルを挟んで大きなソファーが2つある。
1つのソファーに銀くん、クリくん、松雪くんが座って、向かい合ったもう1つのソファーに希生が座ったから…
余ってるのはそこしかなくて隣に座った、希生の。

隣でよかったのかな?もう怒ってない?
またにらまれるんじゃないかと思うとここに座っていいのかどうか…

と悩むわたしの前にコトンッとアフタヌーンティースタンドが置かれて、ちょっと気になっちゃった。

「きゅうりのサンドウィッチ?」

スタンドの一番下に、なんだかすごく素朴で。
他はどれもかわいくておしゃれなのにきゅうりしか挟まれてないパンはコンビニでも見たことがない。

他の具材挟み忘れちゃったのかな?

「アフタヌーンティーはイギリス発祥の文化だ」

ティーカップに注がれた紅茶を希生がひとくち飲んだ。隣にいるだけなのにすごくいい香りがした。

「昔、イギリスの気候ではきゅうりは育ちにくく貴重な食べ物だった」

「え、そうなの?」

「高級食材であるきゅうりを手に入れるのは困難で、そんなきゅうりを振舞うことは貴族にとってのステイタスでもあった」

スーパーでよく見るけど、きゅうりにそんな歴史があったんだ。高級なんて思ったことなかったかも。

「だからアフタヌーンティーにきゅうりのサンドウィッチは欠かせない」
< 64 / 116 >

この作品をシェア

pagetop