なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
「希生は物知りなんだね」

「これぐらい誰でも知ってる、お前以外」

「……。」

な、なるほど…!

クリスタル学園ではこれくらい普通なんだ、知らないのはわたしだけで…

「しずしず!」

サンドウィッチを持ったままうつむきそうになったわたしにクリくんがマカロンを取り分けてくれた。

「このマカロン食べたらどんな顔するの~?」

「え?」

「きゅうりであんな顔するんだもん!」

「えぇ!?」

意識はしてなくて、本当においしかったから。
見たことのないあれこれにテンションが上がって、周りのことなんか気にしないでサンドウィッチにかぶりついちゃった。

「さっきのはただしずしずが超うれしそうに食べる見てただけ~!」

それを見られてたとか…!

ボンッと顔が熱くなった、恥ずかしくなって。

わたしどんな顔してた!?変な顔してなかったよね!?

くすっと松雪くんが笑った。
いつも無表情な松雪くんが少しだけ声をもらして、そんなの初めてだなって。

「照れる花村もかわいいよ」

「な、何言ってるの松雪くん!?」

もっとわわわわって顔が熱くなっちゃったし、急に変なこと言うから!松雪くんが変なこと言うから!!

笑うとかわいいのは松雪くんであってわたしじゃないのに、まるで仕返しされたみたい!

「ちょっとまっつぁん雫ちゃん口説かないでくれる!?オレのだから!」

「だから違うよ銀くん!?」

そんでもって身を乗り出して松雪くんのことを見ていた。

もう話は終わったみたいな顔で松雪くんは紅茶を飲んでたけど。
わたしのほっぺは熱いままで困るし。
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