なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
「本来アフタヌーンテイーはこんな騒がしく食べるものじゃない」

希生がサンドウィッチを手に取った。静かにパクッとかじって。

「だけど好きに食べたらいいんだよ、マナーが違ったとしても俺らしかいねぇーんだから」

「…うん、ありがとう」

ちょっとだけ隣を見るのは緊張しちゃって。

だけど心がぽわって軽くなるみたいな、まだほっぺは熱くなったままだったけど。

「まぁ笑うけど」

ケッと息を吐いてバカにしてくるのはむかつく…!

「所詮庶民だ、お前は」

「ほんと性格悪っ」

人の失敗を笑おうとしてるんだ、最悪最低!

超むかつくっ、…んだけど。

「よかったんじゃねぇの?」

「え…、何が?」

急に、そんな目で見ないでよ。

「リレー」

いつもはにらんでばっかなのに、なんで急にやさしいの?

そんなのどうしたらいいかわかんないじゃん、困っちゃうじゃんわたし。

目を合わせたらどうしてか心臓が落ち着かなくて。

なんだろうこの感じ、わかんないけどドキドキするの。

ほんのり笑う希生に、わたし…

「あ、紅茶!飲もうかな!?すごくいい香りだよね、わたし初めてかもっ」

「あ、おい…っ」

そわそわした気持ちをごまかすために紅茶を飲もうと思った、だけどそわそわが手に伝わっちゃってティーカップを上手く持てなくて。

「何してんだ!」

手が、ふれた。

こぼしそうになるわたしの手に希生の手が、ふれたから。

ドキドキが大きくなって、心臓じゃない手からドキドキがあふれてくるみたいな。

「マナー以前の問題だろーが!」

「ご、ごめんなさい…っ!」

わかんない。

自分でどうしたらいいかわかんない。


わかんないけど…

希生といるとドキドキするの。


希生といたらドキドキして、どうしてこんな気持ちになるの?
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