なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
そーいえばこないだクリくんにも聞かれた。

やっぱりみんなそう思うの?
クリスタルレディーは希生の婚約者って決まってるみたいに。

「ならないよ!」

でもそんなのわたしは興味ないし、なるつもりなんかちーっともなくて。

「ならないんだ?てっきりそれでクリスタル学園に来たのかと思った」

「ならないよ、そのために来てないから」

「え、じゃあなんで来たの?」

「それは…、他に夢があったから」

Keiに会いたいって、それだけの思いで聖クリスタル学園に来た。

Keiが過ごした場所が知りたくて、Keiと同じ場所で学んでみたかった。

そしたらわたしにも何か見付かるんじゃないかって思って。

「え、それってどんな夢?」

「ん~…、えっと…っ」

…なんか言いづらくて。
今となってはすごく言いづらい。

希生を追いかけてここに来たみたいなんだもん。

「雫ちゃん?」

「てゆーかさっ!クリスタルレディーが希生の婚約者はちょっと決めつけすぎじゃない!?」

ちょっと気まずくて話題を変えた、というか戻した。

実際ね、すごい願いだなって思ってたし。
学校のしきたりで結婚相手が決まっちゃうのは、どうなのかなって。

「だって希生の気持ちもあるし!いくら婚約者になりたいって言われても希生が断ることだって…っ」

「ないよ」

だけど銀くんにスパッと言い切られちゃったから。
ずっと止まっていた手を動かし始めた銀くんの目はやるせなくて。
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