Office Battle!不満だらけの女たち
「じゃ、ランチの後は、靴と小物ね」

沙希はウキウキだけど、私は彼女に頼んだことを、少しだけ後悔した。
ランチ中も、沙希の助言は続く。

「本当は、まだまだ足りないんだけど、服は今日はこの程度にしときましょ。
食べたらサクっと靴とバッグを買ってから、七海の家に行くからね」

「え!?来るの?」

驚いたら呆れた顔をされてしまった。

「あったりまえでしょー。
ファッションはトータルコーディネートが命なのよ。
七海の持ち服でも、使えるのがあるかもしれないし、アクセサリーも引っ張り出して、徹底的にやるからね。
どうせやるなら、周囲をあっと驚かせるくらいのレベルにしたいわ」

沙希ってば、なんか活き活きしてる…。

「いい?七海。人気のある男ほど、女の趣味は保守的だったりするのよ。
コンサバでフェミニン。これが最強よ」

「コンサバ?フェミニン?イマイチイメージ沸かないんだけど…」

ファッション誌なんて、もう随分買ってないし。
服はパンツスーツが基本。
チャラチャラ、フリフリ、ブリブリは元々嫌いなんだよなぁ。

「はぁ…。意識改革が必要ね。
コンサバは、保守的。フェミニンは、女性らしい優しい雰囲気。
用は、定番且つわかりやすい女性らしい外見が男は大好きってこと」

「ふ~ん」

「ふ~ん、じゃないから。
私が付きっ切りで七海のコーディネーターするのは無理だから、自分で覚えなさい」

「へいへい」

「本気、じゃないの?」

「そうだけど」
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