【改稿版】心の声が騒がしい女の子とシンプルにイケメンすぎる男の子
「じゃあ、今度は私が絵を教えるね」

間宮くんがパッと顔をあげる。

その目はキラキラと輝いていて、まるで大好きなケーキが目の前にある子供みたい。

「ありがとう!」

うん。やっぱり、アイドルで天下とった方が世界のためかな?

「ここは、バランスを意識して……」

「ラフは簡単でいいけど、自分で分かるように……」

はっ、イラストのことになるとつい真剣になってしまった。

「ごめん、ちょっと詰め込みすぎた?」

「全然大丈夫。鈴ちゃんは教えるのが上手だね」

いや、褒め上手ー!

顔は100点、性格100点、私のいい部分全部吸い取られたの!?

私は残りかすなの!?

「鈴ちゃん」

「うん?」

「俺、鈴ちゃんにモデル頼まれて良かった。いま最高に楽しい」

っっっっっっっっ!

いや、これ好きにならない方が無理じゃない!?

え、全人類、恋人にしなきゃいけないレベルでやばくない!?
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