【改稿版】心の声が騒がしい女の子とシンプルにイケメンすぎる男の子
「鈴ー! おはよう!」

「おはよう、芽衣」

教室に入ると、いつも通り芽衣が飛びついてくる。

「芽衣、今日も来るの早いね」

「朝練あったもん。鈴は部活入らないの?」

「特に入りたいのないし」

「まあ、放課後は間宮くんとイチャイチャだもんね。またなんかあったら教えてよね!」

芽衣がニヤニヤしている。

「もうっ! からかわないでよ」

私は芽衣のほっぺを引っ張りながら、頭の中で妄想が始まりそうになる。

間宮くんとイチャイチャ……いやいや、私はそんなことを期待する変態じゃ……いや、若干妄想激しいけど。

「おーい、鈴。どうせ何か考えてるんでしょ。せっかくなら私にも鈴の妄想聞かせて」

「ち、違うからっ! 今日は間宮くんより早く美術室に着いて、『ごめんね、鈴ちゃん! 待たせちゃった?』って間宮くんが到着してデートの待ち合わせ気分味わおうなんて思ってないから!」

「恐ろしいほど具体的な上に、若干きもいな」

「そんなことっ!」

一瞬言い返そうとしたけれど、芽衣の言う通りなので甘んじて受け入れることにした。
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