イケメン男子は、天然美少女を一途に溺愛中。
「じゃあ」

紬は涙をぬぐって、少し笑う。

「一緒に失敗しようよ」

湊が目を見開く。

「完璧じゃなくていい。うまくできない日があってもいい。ちゃんと好きなら、それでいい」

夏祭りの夜に言った言葉より、今のほうがずっと強く言えた。

待っていただけの頃とは違う。
もう、自分もこの恋を背負うつもりだった。

湊はしばらく黙っていた。
それから、泣きそうに見えるくらいやわらかく笑う。

「ほんとに、ずるい」

「またそれ」

「だって、もう逃げられない」

そのひと言で、紬の胸はいっぱいになった。
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