イケメン男子は、天然美少女を一途に溺愛中。
「最近、どう」

湊が小さく聞く。

「最近って?」

「俺と付き合ってから」

紬は少しだけ笑った。

「急に聞くね」

「気になったから」

その言い方がまじめで、紬はまた胸が熱くなる。

「……うれしいよ」

「うん」

「でも、ときどきまだ不思議」

「不思議?」

「ほんとに付き合ってるんだなって思うと、急に緊張する」

そう言うと、湊が少しだけ目を細めた。

「俺も」

「朝比奈くんも?」

「するよ」

その答えがうれしくて、紬は思わず笑ってしまう。

「ちょっと安心した」

「なんで」

「私だけじゃなかったから」

湊は一度だけ視線を落として、それから静かに言った。

「安心してほしいなら、もっとちゃんと伝えないとだめかも」

そのひと言に、紬の鼓動が少し速くなる。
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