イケメン男子は、天然美少女を一途に溺愛中。
澪は紬の手にした袋を見た。

「それ、お見舞い?」

「えっ、うん。もし会えたらと思って」

「じゃあ、うち来る?」

あまりにも自然に言われて、紬は目を丸くした。

「いいの?」

「だいじょうぶ。みなと今いるし」

少し迷った。
急に家へ行くなんて迷惑ではないか。
でも、せっかく会えたのにここで断るのも不自然な気がした。

「……じゃあ、少しだけ」

澪はうれしそうにうなずいた。

商店街を抜けて、住宅街の細い道を歩く。
紬の半歩前を歩く澪は、ランドセルの肩ひもを握りながらぽつぽつ話した。
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