イケメン男子は、天然美少女を一途に溺愛中。
昼休み。
今日は真帆が先生に呼ばれていて、紬はひとりでお弁当を広げていた。
そこへ、悠生が当たり前みたいに自分の椅子を持ってくる。
「今日も一緒でいい?」
「……いいけど」
断れなくて答えると、悠生は嬉しそうに座った。
「紬の卵焼き、ちょっともらっていい?」
「だめ」
「即答」
「自分で作ってきて」
「冷たいな」
そんなやりとりをしていると、ふいに影が落ちた。
顔を上げると、湊が立っていた。
一瞬、息が止まる。
教室のざわめきが、ほんの少し遠くなる。
悠生も気づいて顔を上げた。
湊は紬を見る。
それから悠生へ視線を向けて、静かな声で言った。
「白石、ちょっといい」
紬は目を瞬かせた。
湊のほうから、教室で、こんなふうに声をかけてくるのは初めてだった。
「え」
「話ある」
短い。
でも、有無を言わせない響きがあった。
悠生が空気を読むように笑う。
「じゃあ俺、あとで」
「うん」
返事をしたものの、紬の心臓はもう落ち着かなかった。
今日は真帆が先生に呼ばれていて、紬はひとりでお弁当を広げていた。
そこへ、悠生が当たり前みたいに自分の椅子を持ってくる。
「今日も一緒でいい?」
「……いいけど」
断れなくて答えると、悠生は嬉しそうに座った。
「紬の卵焼き、ちょっともらっていい?」
「だめ」
「即答」
「自分で作ってきて」
「冷たいな」
そんなやりとりをしていると、ふいに影が落ちた。
顔を上げると、湊が立っていた。
一瞬、息が止まる。
教室のざわめきが、ほんの少し遠くなる。
悠生も気づいて顔を上げた。
湊は紬を見る。
それから悠生へ視線を向けて、静かな声で言った。
「白石、ちょっといい」
紬は目を瞬かせた。
湊のほうから、教室で、こんなふうに声をかけてくるのは初めてだった。
「え」
「話ある」
短い。
でも、有無を言わせない響きがあった。
悠生が空気を読むように笑う。
「じゃあ俺、あとで」
「うん」
返事をしたものの、紬の心臓はもう落ち着かなかった。