霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。
ここで正直話してもいいのかと私の頭によぎる。

さっきお母さんや日月などに話しても無駄だと思ったみたいにお父さんに話しても素直に信じてくれるのかと思ってしまう。

私もこんな話されても信じないと思う。

たが、ここで話さなかったら後で後悔しそうだし霞さんを救うためだったらこんなの全然余裕だ。

お父さんは少し眉を下げて困ったように私の方を見ていた。

私は言葉に詰まっていたが、止まっていても仕方が無いので決心したように上を向いて息を大きく吸ってからお父さんの方を見る。

「…実は、ひいおばあちゃんの親友の霞さんが夢に出てきたんだよね。何言ってんのか分からないかも知れないけど、泣いている霞さんに夢の中出会ったんだ」

「…そうか」

「あれ反応薄くない?」

サラッと言うので私は思わず口に不満が出ていた。

ある程度覚悟して言ったのだが、信じているのか信じていないのかあやふやな反応が帰ってきた。

「あーごめんいやなんて言うかな…その信じていないわけではなくてだな」

「何?私馬鹿にされる覚悟で言ったんだけど。」

謎に父が困ったように言うので、私それに対しちょっとイラッとしたのか少し強めに言葉を返す。
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