霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。
「…思い出したんだお父さんがまたお前くらいの時ぐらいの時の昔のことを」

「…昔のこと?」

それがなんの関係があるのか私は疑問で思わず首を傾げたがお父さんが口を開く。

「…お前と同じ夢昔を見たんだ。霞さんに俺も会ったこと会ったって事」

「え?そうなの!?」

まさかのお父さんも同じ夢を見ていたとは血縁的に何か関係でもあるのだろうか、もしかしたら日月も私とお父さんと同じ霞さんの夢を見ているかもしれない。

昔のことを思い出しているおかげか、お父さんは部屋の天井を見上げており懐かしいさんに耽っていた。

「…その時は、どうしたの?」

「うーんどうだったかなー?なんか確かに夢で霞さんと会ったことは覚えているんだけど、何を話したとか何をしたのとか全く覚えていないんだよね」

「そうなんだ」

今の私と同じぐらいの時に霞さんと夢の中で会ったって普通に覚えていないのも無理はない。

だが、少し引っかかる所がある。

それは夢の内容だけ覚えていないのと今日夢の中で初めて出会った時に霞さんからお父さんのことを聞いていないこの二つだ。

まずお父さんが夢の内容だけ覚えていないことについてだが、霞さんと会ったことがあるっていうことだけ覚えてていて内容だけ忘れることがあるだろうか。
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